戸田 幹人(とだ みきと)
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連絡先
- 所属:奈良女子大学理学部物理科学科複雑系研究室
- 住所:〒630-8506 奈良市北魚屋西町
ポスドク急募(終了)
公募情報
研究内容
- 高次元ハミルトン系のカオス
- 量子系のカオス
- 量子系における統計力学の基礎付け
- 化学反応の動力学とカオス
- 反応動力学から生命現象へ
担当授業(2004年度)
- 統計力学I(三回生前期)
- 統計力学2(三回生後期)
- 形態形成の幾何学(三回生後期)
- 非線型動力学入門(四回生前期)
- 統計力学基礎特論(大学院前期課程)
より詳しい授業紹介
日米共同セミナー「大自由度カオスの相空間幾何学と複雑系の化学反応動力学」
- 日時
2003年10月26日(日)から11月1日(土)まで
- 場所
京都大学基礎物理学研究所
- 世話人
戸田幹人(奈良女子大学)、小松崎民樹(神戸大学)、小西哲郎(名古屋大学)
R.S.Berry(Chicago University)、 S.A.Rice(Chicago University)
- 概要
化学反応はミクロに見れば、非線型な分子振動が相互作用する系におけるダイナミックスであり、
非線型力学系におけるカオス現象が重要と考えられる。特に、蛋白質の折り畳みや酵素反応など、
高分子の関与する化学反応は、大自由度力学系の重要な一例であり、カオス現象の解明を通じて、
反応制御や効率の向上に向けた、新たな知見が得られる可能性がある。
このような問題意識に基付き、本セミナーでは、
(1)大自由度力学系の相空間構造を解明するため、従来の少数自由度系カオスを越える新たな
解析方法を開拓し、
(2)それに基付いて、非平衡化学反応過程の動力学を解析する理論的な枠組みの建設を目指す。
さらに、
(3)一分子測定の実験や分子動力学計算のデータから、動力学的な情報を引き出す事を可能と
する、時系列解析の新たな方法を探求し、
(4)その具体的な応用として、有限多体クラスターにおける相転移現象や蛋白質の折り畳み過
程に対して、これらを大自由度力学系と見なす立場から解析を行う。
以上の4点の研究課題に向けて、日米および諸外国における非線型物理・化学物理の研究者が一堂
に会し、研究成果の相互交流と共同研究の推進を目指す。
- 内容
招待講演者による講演、招待参加者による討論。
若手研究者によるポスター発表(予定)。
本研究会に関心のある方は、日本側世話人にご連絡下さい。
- 研究会ホームページ
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